入れ替わりで後宮の外れに追いやられたはずの玲琳が、健康な体を手に入れて罰であるはずの雑用生活を全力で満喫──『ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』第2話に、MALの討論スレは50件超のコメントで大盛り上がり。「これは今期の掘り出し物」ムードで海外の評価が急上昇しています。
作品概要
中村颯希の小説を原作に、動画工房が制作する後宮入れ替わりファンタジー。病弱な寵妃・玲琳と、彼女を妬んで入れ替わりの魔法を使った慧月。第2話では、慧月の健康な体を得た玲琳が畑仕事や力仕事に目を輝かせる一方、侍女の莉莉を巡る宮中の駆け引きなど、政争パートの仕込みも動き始めます。オープニングテーマはmiletの「Sunny」。
▶ 前話の反応はこちら:『ふつつかな悪女ではございますが』第1話の海外の反応
なぜ海外で話題になったのか
2話が海外で受けたのは、復讐劇として始まった物語が、当人の性格ひとつで完全に別ジャンルへ滑り落ちていく可笑しさによる。入れ替わりの魔法で健康な体を手に入れた主人公が、追放先で畑仕事や力仕事に目を輝かせてしまう。加害した側の思惑がまったく機能していないという構図に対し、「人をカエルに変えた魔女が呪いを後悔するミームそのもの」「彼女は井戸の中でいちばん幸せなカエルだ」といった比喩が次々と生まれた。「お前が禁忌の魔法を学んでいる間、玲琳は体を鍛えていた」という言い回しも広く共有されており、この作品の状況を一行で説明できる分かりやすさが拡散を後押ししている。動画工房による作画の美しさに対する感謝の声も目立った。
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海外の反応
海外の名無しさん
人をカエルに変えた魔女が呪いを後悔するミームそのもの。彼女は井戸の中でいちばん幸せなカエルだ。
海外の名無しさん
お前が禁忌の魔法を学んでいる間、玲琳は体を鍛えていた。
海外の名無しさん
玲琳は今、史上最高に幸せな生き物に見える。このまま数年放っておいても元気にやっていけそう。まあそれだと話が進まないから、宮廷の政争が絡んでくるんだろうけど。
海外の名無しさん
なんで、なんでこれが全11話しかないの?ここまで最高なのに、標準の12話にすら届かないなんて。
海外の名無しさん
「この体でも恋ができるのかしら」の一言が刺さった…。玲琳は今の生活に満足してるんだから、そっとしておいてやってくれ。
海外の名無しさん
莉莉がすぐ味方になりそうな流れが好き。『本好きの下剋上』のマインが周囲を惹きつけていくのを思い出す。
海外の名無しさん
猫猫が別のアニメにキャスティングされたみたいだ(笑)
海外の名無しさん
壊れない健康な体で最高の人生を送る玲琳。今までは本で読んで夢見るだけだったことを、全部自分でできるんだから。
海外の名無しさん
1話より良かったし、自由を手にした玲琳の新生活は見ていて楽しい。ただ「玲琳は罰を楽しみ、慧月は豪華な生活が苦痛」というギャグ構造は、早くも擦り切れ始めてる気もする。
海外の名無しさん
こんな美しい作画をありがとう動画工房。
海外で評価が分かれたポイント
好意的な反応が大半を占める中、構成面には早くも注文が付いた。「玲琳は罰を楽しみ、慧月は豪華な生活が苦痛というギャグ構造は、早くも擦り切れ始めている気がする」という指摘で、笑いの型が一つしかないまま全11話を走れるのかという懸念である。同じ理由から「今のままなら数年放っておいても元気にやっていけそうだが、それだと話が進まない」と、政争パートの投入を待つ声も出ている。話数についても不満があり、「なぜこれが全11話しかないのか、標準の12話にすら届かないなんて」と尺の短さを惜しむ反応が見られた。一方で感情面の描写は評価が高く、この体でも恋ができるのかという主人公の一言が刺さったという感想や、侍女がすぐに味方になっていく流れを『本好きの下剋上』の主人公が周囲を惹きつける様子になぞらえる読みも寄せられている。
原作で続きをチェック
続きが気になる人は、『ふつつかな悪女ではございますが』の原作をチェックしてみてください。
まとめ:ザワ速編集部の見解
「追放されたのに幸せになってしまう」逆転の構図が完全にハマった第2話。全11話を惜しむ声が出るほど海外の熱は高く、『薬屋のひとりごと』『本好きの下剋上』を引き合いに出すコメントが多いのも期待の表れでしょう。莉莉の選択がどう転ぶか、次回も注目です。
ザワ速編集部としては、この作品の面白さは価値観の非対称性を丁寧に描いている点にあると考えている。片方にとっての罰が、もう片方にとっては念願だった。この構図が成立するのは、主人公が長く病弱だったという背景が最初にきちんと提示されているからだ。だからこそ畑を耕すという地味な行為が最高の贅沢として描かれ、視聴者もそれを笑いながら納得できる。ギャグ構造が擦り切れるという懸念はもっともだが、本作は同時に宮中の駆け引きを仕込んでおり、主人公の無自覚な充実がそのまま政争の駒として利用される展開に転じる余地を残している。むしろ今の幸福が長く続かないと分かっているからこそ、この2話の牧歌的な空気が惜しく感じられるとも言える。全11話という短さの中で、笑いから緊張へどう切り替えていくかが本作の勝負どころになりそうだ。
参照元:MyAnimeList「Futsutsuka na Akujo dewa Gozaimasu ga Episode 2 Discussion」 https://myanimelist.net/forum/?topicid=2272748 / YouTube「TVアニメ『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』第1弾PV」(TOHO animation チャンネル) https://www.youtube.com/watch?v=q_xJL7GL1BI

